2023年2月19日七滝氷瀑ハイキング

岩手山山麓の七滝氷瀑を観に総勢11名で行ってきました。出発時は雨降りで心配していたのですが、高速道路を降りてからは雪道となり雪も降ってきてまずは一安心しました。Bonneville649

登山道に取り付き、スノーシュー・ワカン等を装着します。新会員のTさんはゴム長靴で頑張ります。
樹氷の林の中の、ふかふかの雪を歩きます。わざわざコースを外れて雪の感触を楽しむ人のなんと多い事(当会だけ)。
「宿り木」が多く珍しがるので、知ったかぶりをして講釈するBonnevilleと見上げる皆様
場所によっては、身長以上の雪の壁ができているところもありました。八幡平に近いだけに「ミニアスピーテライン」です。
七滝氷瀑に到着好天ではないのに、結構な人数でした。
氷瀑の全景 運よく貸し切り状態となり独占して楽しみました。おかげさまで全員そろっての記念撮影ができました。
氷瀑 右岸からの眺望 迫力があります
帰り道では雪崩事故防止のための「ショベルコンプレッションテスト講習を行いました
登山届提出箱の上にたっぷり雪が積もっていたので「ガチャピン」にしました。親しみをもってもらい登山届の提出が増えれば幸いです。
雪遊びが興に乗って、雪だるまを作りました。これは第1号です。眉が釣り上がって怒っているとの評価で第2号は笑顔にしました。

初級雪崩講習会

1月29日、県連主催の雪崩講習会に当会からスタッフ1名と受講生5名で参加してきました。会場は網張温泉キャンプ場で、当日8時30分の受け付け開始時の気温は氷点下10℃のうえ強風で開催が危ぶまれるほどでしたが次第に青空が広がってきて幸いでした。Bonneville649

雪原に長さ10m幅2mを地面まで掘り下げて積雪の状態を調べます。雪温は最深部が0.3℃、最上部が氷点下4.7℃で雪面上部に近い方が冷えています。
ショベルコンプレッションテストのため、30cm角柱を切り出します。背面はスノーソーを使って切断します。スノーショベルに30cmの目印をつけておくと正確な作業ができます。
ショベルを切り出した雪の角柱に当てて弱層テストを行いました。手のひら、ひじから先、肩から先をそれぞれ10回たたいて弱層を調べます。他にショベルチルトテストも行いました。5回叩くのは誤解です!
ショベルコンプレッションテストの後ブロックを引っ張りテストしたら40cmほどの大きなブロックができました。イグルーの材料になりそうでNさん、喜んでいます。
埋没体験とプローブを使っての捜索訓練です。積雪の中には硬い層がありなれないと難しいです。プローブが故障した方もいました。この後、埋没者に雪をかぶせて体が全く動かせなくなる体験をしました。
埋没者の掘り出し訓練をしました。終了後の休憩時間です。一人だけ腰かけていますね。
他の班の救出訓練。雪崩トランシーバーを使ってシグナルサーチ、コースサーチ、ファインサーチの順で埋没者を探します。

小岩井農場の一本桜。朝、時間に余裕があるので寄ってみました。

氷上山〜2023年1月15日(日)

メンバー<仮名>:会員11名(チャッピー、ロッシー、テリー、カトリーヌ、エミリー、M、リリー、ミッシェル、ヒューゴー、シャーリー、ジョウ(幹事)

天  気:曇り時々雪

行  程:8:40登山口→10:10登奈孝志荘→10:30氷上山→登奈孝志荘→13:40登山口


集合時間にはまだ早いと思い、登山口に入る直前のコンビニに立ち寄った。用を足して出てきてみたら、水沢集合組がゾロゾロと入ってくる。素知らぬ顔で外に出るとシャーリーさんと目があった。朝の挨拶もそこそこに山スキーの打ち合わせを始める。シャーリーさんはクールだが、山スキーに情熱を燃やす好青年だ(しかし、青年とは何歳までをいうのだろう)。話をしていたら今度は仙台集合組が駐車場に入ってきた。初めて会うMさんはこれまた好青年でびっくりぽん。

期せずして全員がコンビニで集合してしまった。チャッピーさんの号令で円陣が組まれ、簡単な挨拶をして登山口へ移動する(リーダーは自然とリーダーになるものである)。

登山口の駐車場に車はなく、今日は氷上山貸し切りだなとほくそ笑む。各自準備を整えたのち登り始めるが、だれが先頭を行くかを観察していると、想定通りタオルを頭に巻いた男性、ヒューゴーさんが先頭に立つ。まるで川口探検隊のようだ(ヒューゴーさんに例会見学で初めてお会いしたときは頭にヘッドランプをつけて現れ、少し引いたが、一緒に鳥海山に登って大好きになった)。それに負けじと仙台組がぴったりついていく。チーフリーダーである私は先頭でペース配分をすべきか真ん中で前後を調整するか逡巡するも、タオルヘッドと仙台組の勢いはすさまじく、結果的に第二陣で前後の集団の調整の役割を担うことになった。集団は3つにわかれたが、11人もいるとこれくらいに分散したほうがいいのかもしれない。それぞれのペースで登り、登奈孝志荘には90分程で到着。祈祷が原から広田湾と高田松原跡が見えるが、うっすら雲がかかり、絶景とは言えない。それでも開放感があり、みな笑顔で写真を撮ったり撮られたり。

先行組はさっさと山頂に行ってしまったのか、祈祷が原の真ん中にザックが一つぽつんと置いてある。「自由過ぎる~」と思い、そのザックは私が山荘に入れておいた。下山してから驚くかもしれないな。山頂までは約20分。雲と霧で遠景は全く見ることはできなかったが、狭い山頂に11人が固まっていると、なんだかおかしい。長居は無用であり、後続が到着次第テリーさんのカメラで集合写真を撮る。楽しい写真を撮りたくっていくつかポーズをとってもらう。本当は“あれ”のポーズをしたいのだが、今回は遠慮した。

登奈孝志荘では、ヒューゴーさん自慢のだまこ鍋の準備が始まる。ここまで鍋や材料を背負子で運んでくれた歩荷さん、もといシャーリーさん、ありがとうございます。お疲れ様でした。

鍋に各自500mlの水を入れ、ヒューゴーさんが調理した野菜、チャッピーさんのキノコが次々に投入される。ヒューゴーさんから、炊いたお米の入ったビニール袋が女性陣に配られ、これを団子状にこねるよう指示が飛ぶ。コネコネしている女性は“かわいらしい”。ビニール袋から出してみると、お餅のようになっているので、それを写真のように肉団子くらいの大きさに丸めて鍋に投入する。その姿がなんとも微笑ましかった。

私は一人でお湯を沸かし、モンベルのリゾットを食べてしまったのでおなかいっぱいだったが、このお汁は別腹でお代わりをするほどおいしかった。鍋がおいしいのはもちろんだが、気の合う仲間と一緒に食べるから尚更おいしいのだ。山の仲間は信頼関係が大事だ、などと講釈を垂れると「マジメか」と言われるのでやめておくが、だからこそ山の仲間は大事にしたいと思うのであった。やっぱり「マジメか」!

おなかがいっぱいになったところで片づけて下山。いやその前に再度集合写真だ。なんと頂上で撮った写真が全部モノクロだったので取り直しすることになったのだ。カメラの前で全員が横に並んだので、とっさに「ヒザに手を乗せて」「少しかがんで」「脇を締めて~」「ハイポーズ」、ならぬ「ダッチュウノ~」でパチリ。ごめんなさい古くて。でもこれがやりたかったのですよ、ずっと。ズバリ青年期のリリーさんはわからないだろうけど、他の皆さんは薄ら笑いしてたから、わかってますよね〜♪

下山後は玉乃湯で温泉に浸かり疲れをいやし、それぞれの車に分乗し帰路につきました。

今回も楽しい山行でした。「“ブラボー”と山の中で叫んでみたい」、そんな山行でしたね。

来月も定例山行に「来てくれるかなー」「いい友〜」

おそまつさまでした。

岩手 奥州の山岳会です 春夏秋冬山登りを楽しんでいます