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五葉山 大沢コース 2025年11月23日

hiroshisekino


この日は、会の月例山行ということで、12人で行ってきました。
天気は曇りのち晴れ、気温は体感5℃弱、風は山頂付近で体感10mでした。
選んだコースは、大沢口から登るマイナールート。メジャーな赤坂峠からのルートと、畳石で合流する、全く整備されていませんが、緩やかな登りと気持ちのいい森を楽しめるルートです。

ゆったり組  YAMAPより
てくてく組 Geographicaより

宮城、北上、一関、水沢から車で、大沢口に集合
08:15 登山開始
10:00 標高約780m地点 ゆったり組5人とてくてく組7人に分かれる

ゆったり組
11:00 畳石にてお昼ご飯
12:20 下山開始
14:40 下山 ダム事務所(トイレ付)に移動

てくてく組
12:00 五葉山山頂
12:15 日の出岩
12:40 避難小屋でお昼ご飯
13:10 下山開始
15:15 下山 ダム事務所に移動

15:30 全員ダム事務所に合流 解散

登り始めから鳥居まで、大体沢沿いに、赤テープ頼りに道を探しながら歩きます。落ち葉が積もりまくっていて、深くもぐるトラップが時々あって、気をつけて進みます。鳥居からは、超緩やかな九十九折りの踏み跡。それが終わると、ゆるゆると、すっかり葉が落ちて見通しが良い森の中を進んで行きます。対岸には、黒岩への稜線が見えています。ずーっと、話しながらゆるゆると登っていきます。ルートは、要所に赤テープあり、それほど迷うことはないとは思いますが、それなりに気をつけて道を確認しながら進みます。

ある程度進んだところで、歩くペースがかなり違ってきて、残念なのですが、ゆったり組とてくてく組に分かれることにしました。
ゆったり組は、畳石まで行ってランチとなりました。下りは暖かい木もれ日の中、気持ち良く歩けました。

てくてく組は畳石で、ひと休憩して先に進みます。急に人が多くなります。人気あるんですよね。これから道がある程度急になります。登っていくと風が当たるようになり、緩やかになって少し行くと、避難小屋に到着です。お昼ご飯は、山頂に行ってから戻って頂くことにしました。
日枝神社前で、黒岩から海から大展望が広がります。平ったい山頂に進んで、更に進んで日の出岩を見にいきます。皆で岩を登ったり、展望を楽しんだりしました。岩に登ると、黒岩の方まで見えるんですよね。
小屋に戻って、すっかり快晴になったので、外でお昼ご飯にします。
テクテクさんの超美味しい手作りクッキーを皆で頂きました。
多少風は当たりますが、小春日和で、ゆったり良いご飯でした。
ゆったり組とは、LINEで位置をお互いに伝え合っていて、畳石で引き返すとのことでした。
さて、適度に休憩しながら、会話と景色を楽しみながら、サクサクと下っていきました。

ダム管理事務所で、皆で合流して、解散式をして、南北西へと、それぞれ帰路に着いて行きました。。。

五葉山

11月27日(日)奥本(ソロ)

土曜の昼前。久しぶりに寝かぶってしまった。心も体もなんだか疲弊している気がする。疲れた時は眠るに限るな、とドリップで入れたコーヒーを飲んでいてふと「山」の一字が頭をよぎる。筋肉痛になるような登山でなく、癒される山ならいいな…


翌朝4時に起き、車を走らせる。国道に出てまっすぐ東へ。この先は陸前高田だ。高田の松原が懐かしいが、2011年の大地震による津波で松並木は消えた。陸前高田の町に入る直前で左折し山方向に進路を変える。緩やかな気仙川を横目に見ながら、津波が来たらどんな恐怖なのだろうと想像してしまう。住田町から山道をどんどん上がっていく。人気はなく、風が強くなってきて寂しさが増す。

8時前に登山口駐車場に着いた。風はさらに強い。車は7台、何人か先着がいて、着替えたり準備している。身支度を整えて今から登らんとする二人組はウインドブレーカーのフードをかぶって本当に寒そうだ。山から吹き下ろす風が轟轟と唸っている。恐ろしい音だ。以前、西上州立岩を登った時に感じた悪魔の姿が想起される(西上州立岩 : 羚羊山岳会 山行記録 (livedoor.blog))。

登山口からゆっくり歩きだす。今日のテーマは「ゆっくり登ること」「翌日に疲れを残さないように」行くのだ。そう、今日はハイキング。風が強いが晴れた空は美しい。冬はつとめて、この肌を刺すような寒さがいいのだ。ゆっくり、景色を楽しみながら一歩一歩霜を踏む。道は整備されている。石がゴロゴロしているので転ばないように。緩い坂道が続く。葉の落ちた枝の奥に青い空が見える。写真を取る。セミプロのカメラマンに言わせると、山の写真で空はあまり広く撮らないほうが良いらしいが、この青空をこそ残しておきたいと思う。

9合目の石楠花荘の壁にかかった温度計はマイナス3℃を指している。石楠花荘の周りはテント場のようだが今の時期は誰もいない。休むことなく上を目指す。稜線に出てすぐに山頂につく。眼下に低い山並と雲海が広がる。反対側には遠く広田湾が見える。なんとも開放的だ。

誰もいない山頂から日の出岩を往復し黒岩へ。風は強く、時折体をぐらつかせられるが、標高1300m前後の尾根歩きは楽しい。まさに天空のハイキングだ。黒岩へ向かう稜線から見る海は光っている。あの光る海に吸い込まれそうな幻覚を見る。まるで「幻の光」だなと宮本輝の作品の舞台を思い出す。一人の世界に没入していく。誰もいない、ここには自分しかいない。風の谷のナウシカに出てくるような金色の草原。スーッと気持ちが軽くなっていく。

名残惜しかったが下山する。煙突から出る煙に誘われて石楠花荘に入った。階段を上ると、暖炉に火がくべられ、10数人が思い思いに食事を取っていた。不思議だった。ここまで誰にも会わなかったのに、ここにはこんなに沢山の人がいる。いつもなら気軽に声をかけるのだが、なんだか一人でいたくて、簡単に食事して石楠花荘をあとにした。

ここはよい山だ。暖かくなってから仲間を連れて歩きたいと思った。