2021/02/13 鶏頭山

個人山行で、ソロで鶏頭山に登りました。
天気は快晴、気温は登山口で、−5℃弱。風はほぼ無風の絶好の登山日でした。
雪の状態は、表面は比較的硬く、踏み抜きもある程度ありました。
避難小屋から上の岩場も同様に雪は硬く、よくアイゼンが効きました。
ニセ鶏頭から上の尾根部は、雪が多く、アイゼンでも数十cm程度の沈み込みで、普通に歩けて、歩きやすい状態でした。

登山口  07:15
避難小屋 09:00
鶏頭山  10:30
避難小屋 11:20
登山口  12:30

駐車場は、いわゆる岳駐車場、の一つ先の道路角にある駐車場を利用する。駐車場から歩いて数分の登山口は分かりやすい表示がある。
雪の道は比較的歩きやすく、ツボ足で、たまに踏み抜きながら進む。
標高902.8mの小ピークを過ぎると、屋根が痩せ急坂になってきて、1箇所、写真のように、岩っぽい少し降るトラバース箇所がある。今回は、雪が多く、降る時には、左手から巻くことができた。
それを過ぎると、避難小屋が見えてくる。その向こうには、ニセ鶏頭の山並みが見え隠れする。避難小屋付近で休憩したが、今回は風が弱く、岩場手前まで行って休憩してもよかった。
岩場手前の景色は、これから行く岩場、遠方の展望が広がり、素晴らしい。

ここで、アイゼン12本爪を装着する。ストック2本は邪魔なので、1本しまう。
最初に、草付きと岩の入り混じった急坂を登り、その後、最初の梯子がある。梯子を登り切ったステップには凍った雪が付いており、アイゼンが心強い。その後簡単な2本目の梯子を登り、最後の3本目の梯子を登ると尾根に出る。梯子を登った付近は、やせた岩場で、足元や風に注意が必要。しばし、道を行くと、ニセ鶏頭に到着する。
鶏頭山の山頂は、かなり遠くに見える。
ここから先のルートファインディングは重要で、2つ選択肢がある。
一つは、右下の崖下をトラバースする。もう一つは尾根筋に進むルート。通常であれば、崖下にルートがあるが、雪のつき方次第では、尾根筋を試すのを勧める。

今年は雪がとても多く、取れるルートも選択肢が多い。雪庇や急斜面などを避けて、安定して歩きやすいルートを選択する。沈み込みは少なく、アイゼンで快適に歩けた。
鶏頭山山頂直下、踏み跡は右寄りだが、左寄りに進んでしまい、ハイマツの踏み抜きを楽しんでしまった。
山頂は風も弱く、360度の真っ青な大展望!!

下りも慎重に進む。幸いにして雪や氷は硬く、アイゼンが良く効いてくれた。
避難小屋まで下って、しばし真っ青な空と地上とのコントラストを楽しむ。後はひたすら下る。やはり雪だと早い。
充実した山行でした。

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